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フローリングワックスの魅力と効果を解説

床の美しさと耐久性を守るために欠かせない「フローリングワックス」。このブログでは、ワックスの基礎知識から始め、効果的な使い方や注意点までを詳細に解説します。素敵な床を長く保ちたい方必見です。

1ワックスの基礎

1-1: ワックスとは?

フローリングワックスは、床材の表面に薄く塗ることで、耐久性や美しさを向上させる製品です。化学的な処理を施された樹脂や天然素材から作られたもの等、様々な種類が存在します。樹脂WAX等は、ホームセンターなどでも手軽に入手する事ができます。

1-2: ワックスの種類と特徴

ワックスには主に、水性ワックス 樹脂ワックス 油性ワックスが有ります。
・水性ワックスは主にロウを主成分とし、塗布した後に空拭きをすることにより自然な艶が出ます。耐久性は低く頻繁に塗り直しが必要です。
樹脂系ワックスはウレタン樹脂やアクリル樹脂などが主成分で、もっとも一般的で入手しやすく様々なメーカーからたくさんの種類が販売されています。但し、塗り重ねていくと汚れや艶のムラが多くなり、2~3回に1度ははく離をして下地をリセットする必要が有ります。
・油性ワックスは有機溶剤にろうを溶かしたもので、溶剤の臭いがします。昔、学校の教室の床を油臭い液体を付けたモップで拭いた覚えのある方もいるのではないでしょうか。一般家庭では殆ど使用することはないと思います。
 

2. ワックスの塗布

2-1: ワックスの選び方

床の素材や使用環境・目的によって適したワックスが異なります。木製のフローリングにはフローリング用、白木の床には白木用等素材による違いや、艶を求めるのか耐久性重視なのか等々考慮する必要があります。又最近では、ノンワックスやワックスフリー等の名称でWAXを必要としないフローリング材が多く出回っています。このような加工がされたフローリングにワックスを掛けると密着が悪くすぐに剝がれてしまったり、そもそもワックスを弾いてかけられないものもありますので注意が必要です。

2-2:ワックスの施工手順

ワックスを綺麗に施工するには、下地処理が最も重要です。この下地処理次第で仕上がりが大きく違ってきます。
フローリングのごみやほこりを綺麗に除去して、床用のクリーナーで汚れを除去します。比較的新しく汚れの少ない床であればこれで十分な場合もありますが、汚れが酷い場合や何度かワックスを塗り重ねた床であれば、はく離が必要になります。
下地が出来れば後はワックスをモップなどで薄くムラなく塗り伸ばしていきます。この時塗る順番をあらかじめ考えておかないと、最後に自分の居場所がなくなりワックスが乾くまで動けなくなったり、せっかく綺麗に塗った場所を歩いて塗りなおす事に成ってしまいます。

3. ワックスのお手入れ

3-1:  ワックスの効果

ワックスの主な効果は、床を傷や汚れから保護すること。また、光沢感を与え、床を美しく輝かせます。更に、塗り替えることにより何度でもきれいな状態に戻せます。

3-2: 適切なワックスのメンテナンス方法

美しい床を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。ワックスの掃除の基本は空拭きです。一般的に使用される樹脂ワックスは水やアルコール・洗剤にはあまり強くありません。市販ウエットタイプのモップ等にはアルコールが含まれているタイプも在りますので注意が必要です。
床に飲み物や食べ物をこぼしてしまった場合はまず乾いたウエス等でふき取り、そのあと固く絞ったウエスで水拭きします。最後に水分が残らないように乾いたウエスで拭き上げます。
又、ワックスを掛けた直後も注意が必要です。ワックス掛けをした後1~2時間で歩行は可能になりますが、ワックスは完全に硬化するには気温や湿度などの条件にもよりますが、一週間ほど掛かります。なのでこの期間は物を引きずったり、水が掛かったりすると剥がれたり傷つきやすくなっていますので注意が必要です。

最後に

以上ワックスの知識や種類・お手入れ方法についてお伝えしてきました。
自分でもできるかなと思われた方は、これらを参考に一度ワックス掛けに挑戦してみてはいかがでしょうか。但し、初めて挑戦される方は、台所や洗面所など少ない面積の目立たないところで試してみてから、うまくいけばその他の大きな部屋に挑戦してみてください。床のおそうじ、特にワックス掛けは思いのほか重労働です。はく離をすれば更に大変です。実際、いざ始めてみて途中でギブアップしてしまい、廊下やリビングの目立つところが中途半端になり、来客があると恥ずかしいので何とかしてほしいと言うご依頼もあります。なので、まずは目立たない狭い範囲で試しましょう。そしてやっぱり専門業者に頼もうと言う方、弊社にお気軽にお声がけ下さい!